挨拶と治療方針

当院と私の理念

1. 患者さんの尊厳と人権を尊重し，能力の及ぶ限りの最善を尽くします．
2. 患者さんの意見を尊重しつつ，治療にあたっては，患者さんと協力して行います．
3. 患者さんの利益のために治療を行い，患者さんに害になることはしません．
4. 患者さんの治療において，営利を目的としません．
5. 患者さんの秘密とプライバシーを守ります．
6. 患者さんを地位と謝礼で差別しません．
7. 患者さんが当院外においても必要な治療を受けられるように支援します．
8. 患者さんの健康において，責任を持てるように努力していきます．
9. 地域の医療の向上を支援していきます．
10. 医療の質を高く維持するための努力を継続します．

挨拶

吉本医院新院長の吉本宗平です．
平成25年7月1日から，父，吉本一三（現，名誉院長兼理事長）が開院した吉本医院を継承しました．平成12年に医師になってから，腎臓内科学を基礎として内科一般の研鑽を積んできました．

よく，腎臓内科と泌尿器科，特に透析などとの違いを聞かれますので，少し説明します．
人は様々な理由で腎臓が悪くなってしまいます．腎臓が完全に働かなくなってしまうと，体に毒がたまってしんどくなってしまい，透析が必要になります．そうならないように，原因を調べて対策を行うのが，腎臓内科の仕事です．腎臓が悪くなっている原因がたとえば腎臓癌や石が詰まっているとかであれば，そのときは泌尿器科（腎臓外科）に紹介して手術をしてもらいます．また，高血圧や糖尿病が原因であれば，それらの治療や管理をします．特殊な腎炎などであれば，ステロイドなどの薬を使って治療します．そういったように原因を調べて，治療して，腎臓がきちんと働いてくれるようにするのが腎臓内科の仕事です．
腎臓は体内にあって重要な臓器です．腎臓は体の全身をまわっている血液が流入することで，体の全身状態を把握しています．故に体の腎臓以外の部位の不調で腎臓は悪くなってしまうことが多々あります．そのため，私を含めて腎臓内科医は腎臓病患者を診るため，内科全体を勉強してきました．勿論，それぞれの分野での専門の医師には及びませんが，どの専門が必要で，どう治療したら良いのかは勉強してきました．これらの知識は，家庭医，かかりつけ医として，まさに求められる能力と考えています．
また，最近は生活習慣病（昔で言うところの成人病）やメタボリック症候群などが世間で言われるようになりましたが，これらの疾患があると腎臓が悪くなることより，これらの対策も研鑽してきました．
私は，今回，当院を継承し，腎臓内科を基礎として，内科一般を担当し，かかりつけ医として地域の医療に貢献，また，腎臓病やそれに派生する糖尿病や膠原病などで困っている患者さんをサポートしていきたいと考えています．

医師紹介

医師　理事長　 吉本 宗平 （よしもと しゅうへい）

医師 名誉院長　吉本 一三 （よしもと いちぞう）