診療内容

内科

かかりつけ医として,患者さんの全体を診ます.

  • 急性内科疾患(救急疾患)として, 発熱,風邪,胸痛,腹痛,下痢,便秘などに随時対処します. また,健康診断も行っています.(詳細はこちら)
  • 慢性疾患として, 加齢や生活スタイル(食事や運動量)に応じて, 種々の生活習慣病(昔で言うところの成人病)に罹患していないか.また,罹患している場合,良好にコントロールされているかを検討,対処します.検診で異常を指摘されたり,心配事があるときは受診してみて下さい.重症過ぎて,当院で対応できない場合でも,対処方法の相談にのり,適材適所への紹介をしています. この分野としては,具体的には,高血圧,高脂血症(中性脂肪高値や高コレステロール血症),高尿酸血症(痛風),糖尿病,肥満などが入ります.これらを自覚症状がないからと,放置していると,動脈硬化(血管が硬くもろくなる)が進行し,血管が詰まりやすくなり,心筋梗塞や脳梗塞になります.きちんと対応していきましょう.また,喫煙も動脈硬化のリスクになります.禁煙をしたいが,独力では困難という方が多ければ,禁煙外来も検討予定です.(自費診療になります).一度ご相談下さい.
  • 循環器内科の分野として, 心房細動などの不整脈,虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)に罹患した患者のフォローをしています.不整脈のある患者は,血流がよどみやすくなるため,血栓ができ脳梗塞などを起こしやすくなります.血液をさらさらにする抗凝固薬が必要です.また,薬が効きすぎると出血しやすいので,定期的な血液検査での調節が必要です.また,不整脈により心臓の機能効率が落ちるため,心臓機能不全(心不全)を発症し,呼吸困難などおこしえるので,レントゲンや心臓エコーでの定期的な観察,対処が必要です.心筋梗塞や狭心症で,心臓の血管にステントといわれる血管を拡張する筒を留置する治療(心臓カテーテル治療)を受けた患者さんは,その後,この血管が再度つまること のないように内服が必要になることがあります.殆どの場合,その心臓カテーテル治療をうけた病院で処方されますが,状態が落ち着いており,その病院が遠距離である場合,当院で処方し,状態を管理,治療します.不明なことがあれば,一度,相談に来て下さい.
  • 消化器内科の分野として, 慢性の胃炎,胃潰瘍,逆流性食道炎,十二指腸潰瘍などの治療をしています.また,胃潰瘍や胃癌の原因となるヘリコバクターピロリ菌について,検査と除菌をしています.大腸の異常(下痢や便秘)などに対して,加療しています.胃腸については,診察,加療の結果によっては内視鏡検査(胃カメラや大腸カメラ)が勧められるときがあり,そのときは必要に応じた検査機関,加療機関に紹介させていただきます.他院で,慢性膵炎,慢性肝炎などと診断され,状態が落ち着いており,近くで続きを見てもらうように言われた場合なども地域のかかりつけ医として診させていただきます.
  • 呼吸器内科の分野として, 喘息や肺気腫などの治療,管理をします.急激に悪化した場合,ステロイドの点滴治療を行います.慢性気管支炎に対しての内服処方を行います.急性肺炎の場合,外来での点滴治療をを行います.入院しての治療が必要な場合,治療可能な施設に紹介します.
  • その他の内科として, バセドウ病や橋本病などの甲状腺機能異常などの内分泌疾患.花粉症などのアレルギー. 不眠症などを診ています. 以上の各科的な疾患は,かかりつけ医の手に余る重症の場合でも,必要に応じた医療機関と相談したり,受診してもらうことで対応していきます.

腎臓内科

腎臓は,生活をしているとどうしても体にたまる毒素を尿にして排出している臓器です.この腎臓が悪くなると,体に毒がたまって,しんどくなります.(尿毒症といいます.貧血,立ちくらみ,頭痛,食欲不振などの症状が出現します).こうなると透析をしないといけないのですが,そうならないようにするのが腎臓内科の仕事です. 腎臓が悪くなる時,はじめは症状がありません.が,検尿や血液検査でわかります.残念ながら,一般的な職場検診では腎臓に関しての検尿や血液検査が抜けているときもあります.検診で,腎機能異常が指摘されたとき,あるいは,腎臓が心配になったときは一度,ご相談下さい. 腎臓が悪くなる一番の原因は糖尿病です.糖尿病については別項を参照して下さい.その他,高血圧(高血圧による腎硬化症),食生活不良などがあります.これらについて精査,対応します.また,頻度はやや減りますが,腎炎で腎機能異常が起きることもあります.腎炎の場合,入院しての検査が必要になったり,ステロイド治療が必要になることもあります.必要に応じて,診断治療ができるところへ紹介したり,診断後の治療をしたりします.また,薬やサプリメントなどで腎機能異常を来すこともあり,検診や他院での血液,尿検査で腎機能異常を指摘されたときに相談に乗っています. なお,尿路結石(腎臓や尿の通り道(尿管)に石がつまる)で腎機能異常がでたり,腎臓癌で腎機能の異常を来した場合,内科的に治療は難しいので,泌尿器科などの適材適所に紹介させていただきます.

糖尿病

糖尿病は高血糖(血液内の血糖値が高い状態)が続く状態です.高血糖にさらされた血管は動脈硬化と動脈の炎症が進行し,各種病態を起こします.特に,3大合併症と言われるのが,糖尿病性腎症,網膜症,神経症です.腎症は,腎臓の血管が,高血糖にさらされ,血管がもろくなり,本来は毒素しか排出されない尿に糖分,アルブミンや蛋白質が漏れてきます.進行すると,腎臓が機能不全に陥り透析が必要になります.当院では,糖尿病の患者の腎症について,なるべく進行を抑えるように管理しています.基本は,血糖管理,血圧管理,食事管理です.興味のある患者は一度,御来院ください.また,網膜症については,必要に応じて近隣の眼科に紹介しています.神経症は,足のしびれなどが出てきます.糖尿病の方は,禁煙と禁酒はとても大切です.また,入浴時のマッサージ,足指の目視確認などが必要になってきます.該当するかたは,診察時に説明させていただきます. これらの3大合併症以外にも,糖尿病が進行していると,その血管傷害が原因で脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなるので,予防することが大切になります.慢性の生活習慣病などがある場合,きちんと管理することが大切になります. 糖尿病の治療の,血糖値のコントロールですが,当院では自己血糖値の測定指導,管理や,インスリンの自己注射も導入,指導しています. 長く,元気で,社会生活を送るために放置しないことが必要です.

膠原病(こうげんびょう)

慢性関節リウマチ,SLE(全身性ループスエリテマトーデス),全身性皮膚硬化症(強皮症),シェーグレン症候群,血管炎,IgG4関連疾患などを総称して膠原病といいます. リウマチ以外は,聞いたことがない人も多いと思いますが,原因不明の関節痛,発熱,検尿や血液検査での異常値などの場合,膠原病の可能性があります.あくまで可能性であり,実際は,細菌やウイルスによる感染やガンなどが多いですが,抗生物質を投与されても良くならない場合,この膠原病の場合があり,その際はステロイド治療をしないとよくなりません.診断確定のためには入院しての検査が必要になることもあります.当院では,膠原病の有無についての診断と,治療をしています.診療所では診断,加療が困難なこともあり,入院検査での診断確定が必要な場合,それが可能な病院を紹介することもありますが,いきなり病院に行くのが時間的に困難であったりするときは一度相談に来てください.

検診・証明書

当院での検診.(自費)

  1. 一通り検診セット:主婦や自営業で他での検診が全くない人にお勧めセット. 診察一般,検尿,血液検査(貧血,肝臓,脂肪,腎臓,糖尿病などお勧め全部),胸部写真,大腸癌検診 9000円.  上記に心電図を加えると+1000円. 元気に過ごされている人は,上記で良いと思います.何らかの症状がある人や,検診で異常を指摘された人は,検診ではなく,診察の上,必要な検査を受けてください.
  2. 特定健診追加セット:特定健診(生活習慣病検診) 特定の年齢の方が,国の補助で格安で受けれるものですが,検査内容に偏りがあります.これを受ける方は,胸部レントゲンや追加血液検査を受けておいた方が良いと思います.保険適応ができる方は保険で追加しても良いですし,適応ができない方は,上記追加を3000円ほどでしています.
  3. 一般診察と検尿のみ(血液検査やレントゲン写真,心電図なし)3000円:健康面が心配だがなるべく安くでという方.とりあえず問題なさそうかどうか見させていただきます.
  4. 上記3番の検査に,心電図,胸部レントゲン,血液検査など必要に応じて追加することもできます.

各種証明書(自費)

  1. 登園,登校許可書 500円
  2. 証明書,診断書(入園,入学,入社,保険請求用) 所定の用紙なし 1000円
  3. 証明書,診断書 所定の用紙あり 3000円から(特に検査が必要になる場合、その費用が加算されます)
  4. 死亡診断書 5000円
  5. 治癒証明書 500円
  6. マッサージ,整骨院の同意書 2000円

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医療法人 吉本医院

内科・腎臓内科・糖尿病内科

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